XFN-ASIAによると、米総合金融最大手のシティグループ傘下、シティファイナンシャルは6日、同社の顧客390万人分の個人情報を記録したコンピューターの磁気テープを紛失したと発表した。同社によると、紛失したテープは、米運輸大手UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)が、信用調査情報の管理部門へ配送する途中で紛失したとしている。同社の消費者金融北米担当社長のケビン・ケッシンジャー氏は、「当社が宅配業者に対し、安全上の手続きの強化を求めていたにもかかわらず、今回のような件が起きたことについて、大変遺憾に思っている」と述べた上で、「情報が危険にさらされる可能性は少ない」と明言した。また、シティグループの広報担当者によると、同社は、今回被害を受けた顧客に対し、90日間無償で信用調査情報を監視することを申し入れているとしている。6日のシティグループの株価は、前週末比13セント高の47.69ドルで引けている。【了】