7月10日に迫った参議院選挙。公職選挙法改正によって選挙権が18歳以上に引き下げられてから初めての国政選挙ということで、「若者の1票」に焦点をあてて特集を組むメディアも多い。

ブログ上でも18歳や19歳、その近くにいる人たちが
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・あまり政治に興味ないので選挙行かないかもと思ってたけど、ニュース見てたら
 もう少し興味持たなきゃなーと思いました
・期日前投票のニュースみて制服姿は目立つな〜どうしよう〜と娘が反応。そこか?
・参院選の入場整理券が届きました。18歳の息子のぶんも…一緒に行こうね

といった当事者としてのリアルを語るようになってきた。

これまで議論されてきた「まだ社会経験の少ない18歳19歳が判断できるのか」という問題については、「できるか」ではなくもう判断しなくてはならない局面にきたため、先輩有権者が

・政治がわからない?ダイジョウブ、大人もわかってない人たくさんなので…
・20歳でも40歳になっても何を言っているかわからない政治家はたくさんいますよ
・ベストなんていないかもしれないけど、ベターと思える選択をすればいいのだ
・最初はちんぷんかんぷんでしょうが、投票しているうちに段々わかってくるのでは?

などとアドバイス。安心できるのか不安を煽るのか微妙な励ましも多いが、「まずは投票にいくこと」というコメントが目立つようになってきた。

新たに有権者となった18歳19歳は全国で約240万人・全体の2%ではあるものの、「若者の票の動き」として注目度が高くなっているいまこそ

・若者も無視できないぞと政治家をビビらせないと、風向きは変わらない
・自分たちの当落に影響すると思わせられたら、若者層への予算配分が増えるかも
・投票にも行かないのでは、若者なめられてもしかたないわ〜

と捉えるといいのだろう。

若い世代への視線も

・わかりやすく解説してくれる番組や記事が増えてるから、関心高まっててエライ
・自分が若いころに比べて、だんぜん関心や発言力をもっている若者が多いと思う
・若者の投票率があがれば、政治の現状を打ち破るきっかけになるかも!

と頼もしげ。

投開票日にはつきものの長時間におよぶ選挙特番も、テレビ各局が若者向けにショーアップすることも予想される。「選挙の日は観る番組がない」と嘆くよりも、その選挙に参加した=投票したという実感をもって特番を楽しめるようになるといいのでは?

(夏目 昌)