3日、ヤフオクドームで行われたプロ野球公式戦・北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦では、日本ハム・大谷翔平が「1番・投手」で先発出場。その第1打席で初球先頭打者ホームランを放つと、投手としても強力ソフトバンク打線を0封。まさに投打の活躍で二刀流の真骨頂を見せつけた。

すると、同夜フジテレビ「スポーツLIFE HERO'S」では、試合後の栗山英樹監督に行ったインタビューの様子を放送。栗山監督は大谷を1番に起用した真意を語った。

「（他の打順では）準備が難しくなる」と切り出した栗山監督は、「一番いい形。自分で打って帰ってきたら、それで一番時間が取れる。3番打つと色んなこともあるし、しっかり自分で時間を作ったわけだから、投げるまで」と説明。自分の打席や打順によるピッチング面への影響を考慮したものだったという。

また、スタジオでは野球解説者・石井一久氏も「5番・大谷より1番・大谷は合理的」と解説。「1番でアウトになったとしますよね。そうするとチェンジになるまでツーアウトあるんですよ。ツーアウトあるってことはそこで呼吸が整えられる。仮に今までみたいに5番に入るとチャンスの時にバッター大谷として、そっちに気持ちをもっていかれる。先発は立ち上がりがすごく重要。その辺が理にかなっている」と補足した。