EURO2016におけるファンの暴動事件で、大会失格の警告を受けたイングランド代表のロイ・ホジソン監督とウェイン・ルーニー主将が13日、ビデオメッセージでサポーターに理性ある行動を求めた。

11日の試合で1-1と引き分けたイングランドとロシアだが、両国のサポーターによる暴動事件が発生したことを受け、UEFAは「次に問題があれば両国の失格も含めたさらなる処分もいとわない」と強い姿勢で非難した。

これを受け、ホジソン監督はメッセージで、「我々はここに来るまでにハードワークしてきた。絶対に残りたいと思っている」とコメント。次のようにファンに理解を求めた。

「試合でのみなさんのサポートには、もちろん感謝している。だが、トラブルに関わることなく、問題になっているような脅威が現実にならないようにしてほしい。サッカーで我々がこの大会にとどまるためにベストを尽くせるようにしていただきたい」



また、ルーニーはチケットを持たないファンはフランスに向かわないようにと訴えている。

「ロシア戦でのファンのサポートには感謝したい。次はウェールズとのビッグマッチだ。ファンには、チケットがないなら(フランスに)移動しないでくれとお願いしたい。そしてチケットを持っているファンには、安全に、良識ある行動で、選手たちを大きくサポートし続けてくれと言いたい」