10日、EURO2016が開幕し、ホスト国のフランスが開幕戦でルーマニアに2-1と勝利した。白星発進に沸くフランスを、遠くチームの外から応援している選手がいる。恐喝事件への関与疑惑から停止処分を科され、大会に参加できなかったレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマだ。

ベンゼマは代表でチームメートだったMFマテュー・ヴァルブエナに対する恐喝事件への関係が問題となっている。ヴァルブエナはプライベートな映像を流出させないように脅されたと訴え出ており、ベンゼマはその犯行グループに協力したとされている。

“クロ”と確定していないだけに、ベンゼマの処遇については議論が二分したが、フランスサッカー連盟は最終的に選手を処分し、ディディエ・デシャン監督はベンゼマを招集しなかった。

エースを失ったフランスは、開幕戦で代役のFWオリヴィエ・ジルーが先制点を奪取。一時はPKで同点とされたものの、終了間際の89分、MFディミトリ・パイェの決勝点で勝ち越している。

ベンゼマは自宅で試合を観戦したようだ。座ってテレビの前に陣取る写真を公開し、「幸運を。がんばれ」とコメントした。不本意な形で大会を逃すことになったが、フランスのために優勝を目指すチームを応援しているようだ。ユーザーからは「君もいてほしかった」など、エールも寄せられた。

Bonne chance /force💪🏼

Karim Benzemaさん(@karimbenzema)が投稿した写真 -



初戦を制したフランスは、15日にグループステージ第2節でアルバニアと対戦する。