エース藤井、2ランで勝負決める・鹿屋中央

　先手をとったのは鹿屋工だった。初回、先頭の1番・川畑 陸（2年）がセンターオーバー三塁打で出塁し、3番・川畑 翔平（3年）の犠牲フライで先制した。

　4回まで無得点に抑えられていた鹿屋中央打線が5回に奮起。1番・深迫 柊摩（3年）のライトオーバー三塁打、2番・平斐 那太（3年）のセンターオーバー二塁打に、6番・大田 太平（3年）の2点タイムリーで4点を挙げ、試合をひっくり返した。

　鹿屋工はその裏、二死からチャンスを作り、1番・川畑 陸の2ランで、再び1点差に追い上げる。

　鹿屋中央は6回、果敢に足で揺さぶり、打線がつながって一挙5点を挙げて主導権を手繰り寄せると、8回には6回からマウンドに上がった4番・藤井 克樹（3年）がレフトスタンドに2ランを放ち、コールド勝ちを決定づけた。

（文＝政 純一郎）

注目記事・2016年度 春季高校野球大会特集