新年が明け、すでに3が日も終わった。そろそろ仕事始めの人も多いだろう。そんななか、群馬県渋川市で行われた、とあるイベントが話題になっている。

その名も「新春シャンソン・ショー2016」。早口言葉の定番「新人シャンソン歌手新春シャンソンショー」をほうふつとさせるタイトルに、ツイッターでは「実在したのか！」といった驚きの声が出ている。とはいえ、このイベント、早口言葉通りの新人歌手は出ていたのだろうか？


幻じゃなかった「新春シャンソンショー」（画像はイメージ）

きっかけは「上毛新聞」の記事

イベントの様子を伝えたのは、2016年1月3日付の上毛新聞。記事によれば、渋川市の「日本シャンソン館」にて、1月2、3日に開催されたようだ。

2日に出演したのは、歌手の原れい子さんと山添恵子さん。江口純子さんによるピアノ演奏でショーを開催したようだ。このツイートは、投稿から1日で7000リツイートを越え、会場となった日本シャンソン館の公式ツイッターもリツイートしている。

同館公式ツイッターによれば、3日は山添さんにかわり、小林美恵子さんが登場。同館の「レギュラー歌手」によるショーだという。語呂の良さから、ツイッターでは「本当にやったのか」「幻かと思ってた」との声が出ている。

あの「新春シャンソンショー」が実在した。となると、早口言葉同様に「新人」が出ているのか気になる。だが調べてみると、原さんは1990年代には既に活動をおこなっていた（公式サイトより）。山添さんも2008年の段階で、「シャンソン館に初めていらしてから、かれこれもう10年」（同館ブログ）。小林さんも同館創立（1995年）とともに、師匠に師事した（公式サイト）というから、ベテランぞろいのショーといえるだろう。