県立津山高等学校(岡山)
岡山県津山市の中心部に位置する県立津山高等学校は、今年度創立120周年を迎えた岡山の伝統校です。今年から中学校も新設され、併設型の中高一貫校へと進化しています。文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けており、独自の研究や海外研修など様々な行事が行われています。謙虚に学び、周りの人を大切にするという意味の「畏天敬人」を校訓とし、様々な人材を輩出してきました。B'zの稲葉 浩志さんもOBの1人です。野球部の先輩には、1957年に当時の大阪タイガースに入団した河原 主尚さんがいます。
この春はリーグ戦を突破し、県大会の2回戦に進出しました。予選を突破してのマスカットスタジアムでの試合は、収穫も多かったよう。甲子園に行くのに足りない部分をどうカバーするか?しっかりと考えながら練習に勉強にと忙しくも充実した日々を送る津山野球部を、主将の佐桑 玲貴君に紹介していただきましょう!
チーム基本情報を紹介!■ 津山高校の佐桑 玲貴君(学年:3年/役職:主将)にお話をうかがいました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が4人、2年生が12人、3年生が7人の合計23人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から17時40分頃までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭を他部活動と共有しているため全面は使えませんが、野球部専用練習スペースがあります!
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについてQ. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を教えてください。
「投手力」「後半に勝負へ持って行くことのできる打力」「部員数の少なさ」です!
Q. 部員数の少なさを逆手にとってのセールスポイント!そんなみなさんは、夏へ向けて、現在どんなことを課題において取り組んでいますか?また、新チーム発足以来成長した点はどんなところですか?
どんな投手が相手でも、対応できる打撃力!これが課題であり、テーマです。秋に比べ、春は得点圏打率が上がりました!夏までにさらに、「集中打」が出るイニングを増やし、ビッグイニングが作れるようなチームにしていくことが目標です!
Q. 打撃が課題でもあり、成長した点でもあるわけですね!打撃面以外でも春季大会では収穫や課題は見つかりましたか?
県大会に出場し、マスカットスタジアムでの試合、県大会の試合の雰囲気などを経験できたことが収穫です!また、技術力はもちろんですが、試合に対しての想像力が課題として見つかりました。
Q. 上位大会での雰囲気を経験することは非常に大切ですね。学校の行事の準備や片づけを積極的に行っているという話を伺いました。野球以外の経験がプレーに影響することはありますか?
学校行事の準備や片づけを積極的に行うことで、さまざまな方々がエールを送って下さり、それが私たちの励みになっています!
Q. 周りの応援は大きな原動力になりますね!他の野球部に「これだけは負けない!」という強みはありますか?
練習や勉強など、するべきことが多いので余暇の時間が少ないことです。それほど、忙しく日々を送っています!
Q. 野球に勉強、充実した日々が続いていますね!では、熱い夏にするために、冬から春に取り組んだことを教えてください。
基本的な捕球はもちろん、型にこだわらない捕球から送球までの反復をしています!
Q. どんな打球にも対応できる力の育成ですね!野球部で結束があるなと感じたエピソードがあれば教えてください。
試合中は言い合いになりますが、試合後には冗談を言い交している時ですね!
Q. やはり、野球のこととなると熱くなってしまうものですね!でも本音を出せるというのはチームにとって良いことでは無いでしょうか?夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習していますか?
技術面での「足りない」という焦りの中で、その部分をどうカバーするかを考えながら、最終的に必ず上回って甲子園に行こうという、どこにも負けない気持ちでやっています!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
勝田 悠斗です。彼は思い切りの良いピッチングと、伸びのあるストレートがウリのピッチャーです。彼がマウンド上で思い切りよく、強い気持ちを見せたピッチングをすると、チームも勢いづき、より粘り強くなります。
まさにエースですね!ありがとうございます!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは渡邉 京太郎君にお話を伺います!
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
渡邉 京太郎(以下「渡邉」):今までで一番考えながら野球が出来ている点です!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
渡邉:ケースバッティングです!
Q. ちなみに、キツいと感じる練習は何ですか?
渡邉:ストッピングですね。捕手としては後逸が一番やってはいけないことなのでしっかり練習しています。
Q. 辛くてもしっかり向き合えているわけですね!では、引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
渡邉:関西高校です。市川 直洋投手と対戦してみたいからです!
Q. 一番好きな応援歌は何ですか?
渡邉:「スパニッシュフィーバー」です。
Q. それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉はなんですか?
渡邉:「一撃必殺」!!
ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■坂本 憲保監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?また夏に向けて、どんなチームを目指していますか。このチームの強みとともに教えてください。
3年生が7名と少なく、2、3年生15名でスタートしましたが、基礎的な技術からコツコツと身に付けていき、ある程度県の上位校とも戦えるだけのものになって来ました。夏に向けて、身についた技術をプレッシャーの掛かる場面でも発揮できるように、メンタル面の強化をはかっていきたいです。人数が少ないので、自分がやらなければという思いは強いと思います!
人数の少なさは弱みに見えがちですが、責任感を持つことでそれを強みに変えているのですね!ありがとうございました!