市立柏、終盤に猛攻

市立柏・進藤右翼手が相手の意表を突くスクイズを決める

 市立柏・沖、県立柏・藤田の先発で始まったこの試合は、息詰まる投手戦となった。

 両投手ともに低めを突く丁寧な投球でゴロの山を築いていく。四死球や安打による出塁も少なく、スピーディーな試合展開に。

 均衡が破れたのは7回表、県立柏・石田がヒットで出塁すると、次打者の天野が右中間を破るタイムリー三塁打で県立柏が先制する。

 しかし、7回裏に市立柏がすぐさま反撃。長打を交えた連打であっと言う間に逆転すると、県立柏の隙を突くスクイズで点差を広げる。8回裏も1点を追加し、終盤で好投手・藤田を攻略。

 最後は左腕・内山がしっかりと抑え、市立柏が白熱した投手戦を制した。

(文=伊作 将希)