毎年やってくる、ヒドイ鼻水、くしゃみ、目のかゆみ・・・。年が明けるとあっという間にやってくるのが、そんな花粉症の季節。現在、日本人の約15%にあたる1700万人が花粉症だといわれている。さらに、花粉症予備軍は約60%にもなるそう。最近では予防注射が登場したり、薬もたくさん出ているけど、でもこれって、もっと根本的に解決できないの?

 そんな長年の悩みを解決してくれそうなある物の開発が、今、日本で進んでいるんです! それは、なんと「お米」。私たちが毎日食べている「お米」が遺伝子組み換えによって、花粉症の症状を緩和してくれる「スペシャルなお米」に変わってしまうというのだから驚き。でも、どうして「お米」で花粉症が良くなるんでしょう?

 そもそも花粉症は、花粉という異物が体内に侵入した際にそれを排除しようとして起こるもの。くしゃみや鼻水によって花粉を体の外に押し出そうとしているのです。そのような反応が過剰になってしまった状態が花粉症などのアレルギーというわけ。今回開発された花粉症緩和米は、アレルギーの原因となるタンパク質の一部が入っており、これを食べることで体を少しずつ慣れさせ、花粉症の症状を和らげるというもの。現在は、マウスによる実験が進められており、その効果も確認されている。

 それにしても、なぜお米だったのでしょう? 他の作物ではできないの?

 この米を東大や島根大などと共同で開発している農業生物資源研究所によると、「特に他の作物でダメというわけではありません。ただ、ご飯は毎日食べるものですので、生活の身近なところで花粉症の緩和が実現したら良いのでは考えました」とのこと。

 なるほど、確かに毎日口にするご飯で花粉症対策ができたら、誰もが取り組みやすいですよね〜。

 まだ人間に使用することはできないようだが、今後さらに他の動物で実験を重ね、安全性などを確認していく予定。これが実現すれば、多くの人が花粉症の苦しみから解放されるはず。花粉症から人類を救う(ちょっと大げさ?)お米の完成、みなさん心待ちにしてください!(石橋夏江/verb)