――投資信託にもいろいろな分類、組み合わせ方があるのですね。

最後に、今後、日本株の市場はどのように動いていくか教えてください。

日本の企業は、これまで続いてきた低成長・円高の進行・政治の混迷などによって大変苦しめられてきたのですが、その分、少ない売上げでも高い収益を上げることのできる”筋肉質”の企業が増えています。

円高が是正されつつある状況下、輸出企業などでは、今後業績の上方修正を行うところもあるでしょう。

こうしたことから、国内の投資家からのみならず、海外投資家の買いなども期待されます。

実際、昨年11月から今年1月までの海外投資家による日本株の買い越し額は約3.3兆円となりました。

外国人投資家の買いは、日本株の先高感を強めるものとなっています。

また、日本株は米国の株価が上昇すると、海外投資家投資家の買いが増えるという傾向があることから、米国の緩やかな景気回復を受け、株価の上昇が続くようであれば、海外投資家の日本株買いも続くものとみられます。

政策への期待や円安の進行、それに伴なう企業の業績の改善や、国内外の投資家の買いなどの好循環が生まれれば、今後の株価の上昇の可能性は十分にあるといえます。

――今後の日本株市場の動きが、大変楽しみですね。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。