日本の文化を紹介する米国のブログ「maryinnihon.blogspot」では、日本に留学中の米国人女性が日本文化と温泉について語っている。

 米国にも「スパ」などの入浴施設はあるが、水着を着用して入るのが一般的だ。筆者は、日本と米国の入浴のマナーの違いについて述べ、日本文化を知りたいなら温泉に入るのが一番良いと記している。

 日本人は年中温泉に行くほど温泉好きだと伝えている。温泉は裸になって湯に浸かるという点で米国のスパとは異なり、米国人にとって友人らと裸で湯に浸かるのは少し抵抗があるが、日本人は気にしないようだと文化の違いについて語っている。

 米国人は、ロッカールームで服を着替えるときに裸になるのは平気だが、浴室を裸で歩いたり、友人と話すのはためらいを感じるという。しかし、日本文化をもっとよく知るために勇気を出して温泉へ友人たちと出かけたと振り返っている。

 温泉にはたくさんの裸の老婦人がいて、タオルを巻いて服を脱いでいる筆者らの様子をじっと見ていたので緊張したと印象を語っている。なぜそんなにタオルで隠すのか、老婦人らは疑問に思っているように感じたという。

 浴室に入ったら、まず湯船に浸かりたいところだが、日本では体を隅から隅まで洗ってから入らなくてはならないと説明。老婦人たちが忠実にそれを守っている様子を見て、見習ったようだ。

 温泉は思ったより浅く、湯船の中で座ることができたので、とてもくつろげたと体験をつづっている。外は暗くなってきていて、お互いをあまり意識しなくなってきたことで、リラックスできたようだ。温かい湯気とミネラルを含んだお湯ですっかり気分が良くなった様子。

 筆者は、温泉に入って初めて、人気がある理由が分かったという。温泉は想像以上にリラックスできるところだったと感想を語り、最初は戸惑うことが多かったが、それを乗り越えるととても楽しめると締めくくっている。(編集担当:田島波留・山口幸治)