韓国の人気アニメ「テコンV」の実写版…無期延期になっていた

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韓国のロボットアニメ「テコンV」の実写版制作が、無期延期していたことが分かった。「テコンV」は韓国ロボットアニメの元祖として今でも同国内では高い人気を誇っている作品。実写版の制作には大きな期待が集まっていたのだが、今年2月、資金不足を理由に制作はストップしてしまったという。

多くの韓国人が楽しみにしていたであろう実写版の「テコンV」。制作のメガホンを取ったのは、映画「A Bloody Aria」(2006)、「セブンデイズ」(07)のウォン・シヨン監督で、08年1月の制作報告会では「同年夏には撮影を開始する」と発表。キャスティンなども行われ、順調に進んでいるかのように思われた。

しかし、予定されていた2011年下半期のクランクアップを迎えることはなかった。関係者によると、1年ほど前からトラブルが相次ぎ、映画の制作は無期延期になったという。

無期延期のもっとも大きな理由は資金不足のようだ。映画「テコンV」は制作費200億ウォン(約14億円)のSF超大作という触れ込みで制作が始まった。しかし、近年大型映画が相次ぎ興行に失敗していることから、投資会社が萎縮し、十分な資金が調達できなかったという。

現在キャスティングされた俳優はほかの作品に出演中で、ウォン監督も映画「容疑者」を準備するなど「テコンV」の制作からは離れている。多くの韓国人が楽しみにしている「テコンV」の実写化は、いつ実現するのだろうか?

参照:OSEN
参照:世界日報

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