先生を流産させる会
 今週1週間に起こった出来事を振り返る「週末映画まとめ読み」。先週末の動員ランキングは、『映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』が4週連続1位を獲得し、2位は先週に続き『僕等がいた 前篇』、3位が『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』となりましたた。初登場作品では、4位にAKB48のメンバーが地球防衛隊として登場する『ウルトラマンサーガ』、森田芳光監督の遺作となった『僕達急行 A列車で行こう』は9位にランクインを果たしています。

今週の映画動員ランキング

 

 その他に、現在公開中の作品でオススメは、2月末に発表された「第84回アカデミー賞」授賞式で、主演女優賞を争ったメリル・ストリープが英国史上初かつ唯一の女性首相を演じた『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』と、ミシェル・ウィリアムズが今もなお愛され続けている世紀のスターを演じた『マリリン 7日間の恋』の2作品。29日行われた『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のトークイベントでは、サッチャーに扮した中村玉緒が登場し、自慢の美脚を披露。『マリリン 7日間の恋』では、来日を果たしたミシェル・ウィリアムズが“SEXシンボル”マリリンへの想いを語りました。

中村玉緒が美脚披露「メリル・ストリープでございます、グフフッ」
インタビュー:ミシェル・ウィリアムズ「マリリンのイメージは虚像」

 明日から4月に突入しますが、13日からは、MOVIE ENTERでも特集を実施中のウォルト・ディズニー生誕110周年作品『ジョン・カーター』が公開となります。27日には物語の舞台となる未知の惑星“バルスーム”を描く絵画コンクールの授賞式が行われ、特別審査員としてアーティストの工藤静香が登壇。受賞者を表彰するとともに、自身もいち参加者として作品を発表しました。特殊ページでは、ディズニーの名作ブルーレイ6タイトルが当たるTwitterキャンペーンも実施中なので、是非ご参加下さい!

工藤静香、『ジョン・カーター』絵画コンクールで作品発表
『ジョン・カーター』特集ページ

 

 ゴールデン・ウィークを挟み、5月以降に公開される作品から予告編が続々と解禁になりました。「リング」シリーズの最新作『貞子3D』(5月12日公開)、ジョニー・デップとディム・バートン監督が再びタッグを組む『ダーク・シャドウ』(5月19日公開)、妊娠した女教師を嫌悪した思春期の少女たちが凶行に及ぶ『先生を流産させる会』(5月26日公開)などなど。6月以降も日本版CIAともいわれる警視庁公安部外事課を描いた『外事警察 その男に騙されるな』(6月2日公開)や、1日限定の特別前売券を求めて始発から600人以上のファンが行列を成した全世界注目の映画『アベンジャーズ』など、注目の作品が控えています。

ついに来た! 『貞子3D』、恐怖の予告編が解禁
ジョニデが常識はずれのヴァンパイアに! 『ダーク・シャドウ』予告映像に注目
“裏の世界”を映画化、日本にもCIAが存在していた?
“アベンジャーズ現象”日本上陸、早朝の六本木ヒルズに長蛇の列が出現

 中でも『先生を流産させる会』は、2009年に愛知県半田市のごく普通の中学校で起き、日本中を戦慄させた実在の事件を題材に、各映画祭で絶賛を受けるも、その過激な内容ゆえ、なかなか表に出ることがなかった作品。しかし、作品本来の魅力が伝わるにつれ、各方面から公開を希望する声があがり、今回の劇場公開が実現しました。この事件は、メディアの注目を集めたものの、教育委員会は「あくまで稚拙な悪戯」という見解に終わり、誤った実名報道やブログ炎上でさらにネットで話題に。ネット上で過激な処罰を求める声もある中「どれも安全な立場から発せられた無責任な発言ではないか」という疑問から、本作は誕生しました。

“最凶”の教育映画『先生を流産させる会』の劇場公開が実現
MOVIE ENTER 公式チャンネル

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【オトナ女子映画部】“女”に生まれ、“母”になる『愛する人』
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