FT86のバックは富士山!お披露目には最高のロケーション!!


TGRFでのサプライズ発表に話題騒然の86(ハチロク)ですが、発表会でコンセプトが発表されました。
そこで86がトヨタ伝説のスポーツカー3車種との繋がりが紹介されました。


1台目はトヨタ2000GT。云わずと知れたトヨタの至宝。たった337台しか生産されなかったと云われる幻のスポーツカーですね。この2000GTのデザインを86のデザインに取り込みました。


理屈抜きに格好イイ。TGRFには現存する2000GTがかなりの割合が集まってました。


詳しくはこちらで。


2台目は勿論AE86。説明不要ですが、発表会では「ユーザーとショップに育てられた名車との説明」がありました。きっと「ディーラー以外で整備すると、後は知らないよ」なんてヒドイことは言われる心配はないでしょう。現在正規ディーラー以外で整備を利用されるユーザーさんも一安心ですね。


恐らく、いま世界で一番活躍しているAE86です。


そして3台目がトヨタスポーツ800(通称ヨタ8)です。この可愛いスポーツカーから、何いい話こじつけようと…なんて思っている貴方、ちゃんと引き継いでいるものあるんです。


浮谷東次郎が伝説の「船橋CCC GT-Iレース」で使用したのもエスハチ


このヨタ8は当時の航空機技術から持ち込まれたモノコック方式と空力処理で軽量化したエアロボディーをパブリカの800ccエンジンで引っ張りました。そう、このエンジンが水平対向2気筒。「日本で唯一、市販されたBOXERエンジン搭載のFRスポーツカー」なのです(2011年11月現在)。これは低重心化に効きます。当時、ヨタ8のライバルはホンダスポーツ800(通称エスハチ)でした。755kgのボディーを70psの強心臓で引っ張るエスハチに対して、580kgのウルトラライトボディーとはいえ、たった45psでは出力は2/3以下。普通なら互角に戦えない所を、低重心という目に見えない武器を使ってコーナリングでライバルと勝負出来ました。


86の説明中では、「重心位置の低さは前項の低いスーパーカーとも互角」とか、エンジンレスポンスを楽しむ為に「NAエンジンしか考えなかった」、乗りこみ難さはあえて残し「非日常への招待」、トヨタ史上最少径365mmのステアリング…等々数々の心躍る内容の他に、最新2Lセダンと遜色ない環境性能や、「リアシートを倒せばタイヤが4本ちゃんと詰める」“性能”もちゃんと意識されています(走行会参加者には感涙モノのオコトバ)


流石はトヨタ!な気配りも残しつつ、毎日楽しいスポーツカーを目指した“86”


人の車の運転はかなり億劫な私ですが、これは試乗はしてみなきゃ!と思える1台です。


(川崎BASE)



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