イタリアのサッカー専門家・代理人であるオベルト・ペトリカ氏が、マンチェスター・ユナイテッドの朴智星(バク・チソン)とCSKAモスクワ所属の本田圭佑選手のユヴェントスFC移籍説について、「彼らは良い選手だが、移籍金が高すぎる」という見方を示し、注目が集まった。韓国メディアが報じた。

 韓国メディアによると、ペットリカ氏は元日本代表の小笠原満男選手や柳沢敦選手などをセリアAのFCメッシーナに移籍させた人物で、今年4月にはSSCナポリ側に奇誠庸選手を推薦するなど、イタリアのサッカー界では「アジアサッカー市場の開拓者」として有名だと紹介した。

 ペトリカ氏は29日、現地メディアのインタビューで「ユヴェントスが関心を見せている朴智星と本田圭佑は立派な選手だ。しかしヨーロッパで実力を認められた選手であるだけに移籍金は非常に高い」と指摘、両選手のセリアAへの移籍に懸念を示した。

 ペトリカ氏は、最高の選手でなくてもアジアには「価値のある選手が多い」として、このほどドイツのFCバイエルン・ミュンヘンとイングランドのサンダーランドに移籍した宇佐美貴史と池東源(チ・ドンウォン)選手を挙げた。また「アンドレア・ピルロ選手と同様な才能を持っている」奇誠庸(キ・ソンヨン)選手や、セレッソ大阪で活躍中の乾貴士選手も注目すべきと指摘した。

 韓国メディアは、ユベントス球団側が朴智星選手の招聘(しょうへい)説を公式に否認したが、イタリア現地ではインテル・ミラノやACミラン、SSCナポリなどの球団が朴選手に関心を示しているという報道が相次いだと伝えた。(編集担当:永井武)



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