2日のミラノダービーでインテルに3−0と勝利を収めたミラン。チームをけん引したのは、2得点を挙げたFWアレシャンドレ・パトだ。だが、同選手は試合後すぐに、チームメートたちの貢献も強調している。

「勝つときは全員一緒に勝つもので、負ければ全員一緒に負けるものだ。今夜の僕らは全員が一緒にうまくやった。僕もすごく満足している。練習でも試合でも、自分のベストを尽くそうとトライしている。重要度が低い試合であってもね。そういう試合だって、勝ち点3に変わりはないんだ」

だが、インテルとのダービーは特別に重要な一戦だったと言えるだろう。パトは「2ゴールを決めることができて、すごくうれしく思っているよ。僕らは勝った。そして首位に立っている」とつけ加えている。

オーナーの娘、バルバラ・ベルルスコーニさんとの交際が騒がれるパトだが、「ドッピエッタ(1試合2得点)はいつもこのスタジアムに来て、うまくいかないときでもミランのために応援してくれる人たちに捧げる」と語った。バルバラさんとのことに話が及ぶと、パトは「皆が見たじゃないか…」とコメント。広報が「試合のことだけ話すように」と打ち切っている。

パトは敗北を喫した前節パレルモ戦や、出場停止だったFWズラタン・イブラヒモビッチについて、次のようにコメントした。

「パレルモ戦はうまくいかなかった。トライしたけど、望んでいたものを手に入れることができなかったんだ。でも、インテル相手にそれができた。イブラ? 彼はミランにとって重要な選手で、(次節から復帰することは)さらなる補強となるだろうね」

インテルとの勝ち点差は5ポイントとなったが、パトはマッシミリアーノ・アッレグリ監督の考えに同意しているようで、次のように続けている。

「まだ7試合が残っており、とても難しい試合となる。明日試合があるナポリもいるし、最後までできるだけの勝ち点を獲得しなければいないというだけだよ。勝つためにはハードに練習しなければいけない。リーグ戦でもコッパ・イタリアでも勝つには、良いプレーをしなければいけないね」