2日に行われたセリエA第31節のミラノダービーで、インテルはミランに0−3と敗北を喫した。レオナルド監督は、大きなチャンスを逃してしまったが、世界が終わったわけではないと主張している。試合後、同監督はイタリア『スカイ』に対し、もちろん落胆を示しながらだが、いずれにしても前を向く姿勢を見せている。

「これで降参ということはない。5ポイント差は少なくないが、まだ7試合残っているんだ。もちろん、首位に浮上する大きなチャンスだったのだが、開始直後の失点に試合は大きく左右された。とにかく、私は屈しない。火曜にはチャンピオンズリーグもある。大きな敗北で、ここから多くのことを学ばなければいけない。我々は経験あるチームなんだ。ここからすぐに抜け出すさ」

「最初の失点後、20分間は悪いプレーだった。それから少し伸びてきたね。チャンスがあった前半のうちにゴールを決めていれば、違う試合になっていただろう。後半は退場者が出て、挽回する可能性に大きな影響を与えた」

「(非常に攻撃的な布陣で臨んだことについて)開始1分で失点したら、前へ向けてバランスを崩し続ける方が良い。FWの数が違いになるわけじゃないけどね。今日は残念ながら、スペースをつくることがあまりできなかった。確かに何度も困難に陥ったね。FWたちを見つけることがなかなかできず、動きが少なかった。ミランのディフェンスを広げ、サイドにスペースを見つけることができたのは、前半の終盤だけだったよ」

元ミランのレオナルド監督に対する野次は絶えなかったが、同監督は問題視していない。

「どうなるかは分かっていた。私は今の自分が経験していることを非常に誇りに思っている。ミランのクルヴァ(ゴール裏)のことはリスペクトしているよ。判定? それについては話さない」

インテルは意欲を欠いていたのではないかとの指摘に対しては、「こういう失点をすれば、試合でのアプローチが変わるのは普通のことだ」と反論。2得点を挙げたミランFWアレシャンドレ・パトについては、「私は彼のことをよく知っている。私にとって、これはサプライズじゃないよ」と話している。