15日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、バイエルン・ミュンヘンを相手に歴史的な逆転勝利を収めたインテル。マッシモ・モラッティ会長は試合後に選手たちを称えていたが、試合から一夜明けた16日、改めてチームに賛辞を送っている。

同会長はイタリア『スカイ』に対し、「(サミュエル・)エトーはファンタスティックだ。(ズラタン・)イブラヒモビッチが悪いということはまったくないが、みんながエトーの獲得は本当に大きなことだったと言っているよね。サミュエルは本当に素晴らしいよ」とコメント。エトーを絶賛した上で、次のように続けた。

「私が最も感動したのは、試合後にグループがピッチで祝っていた光景だ。この勝利が助けになることは確実だね。シーズン終盤戦に向けて士気につながるよ。我々はすべてのコンペティションで生き残っている。今はこの成功を喜ばせてくれ。そしてそれから、(リーグ次節の)レッチェ戦について考えよう。勝つのがとても難しい一戦だよ。逆転? 今季はこれが初めてのことじゃないさ」

一方、DFマルコ・マテラッツィは自身の公式サイト上で、ラウンドを突破したことについて次のように振り返っている。

「パッツァ・インテル(クレイジーなインテル)? そうかもしれない。だが、こういうクレイジーさだったら、インテルはそれで良いと思う。オレが好きなこういう快挙、こんな激しくて活発な試合をやれるチームなのさ」

「ただ、クレイジーなのもある程度までだよ。後半を見直せば、オレたちの予想できないところは別にして、賢く、我慢して試合をうまく読み、正しいタイミングでバイエルンを叩いたことも分かるはずだ。決勝点を挙げたのがゴラン・パンデフだったのも最高だね。昨日までの彼は、あまりに不運との個人的戦いに負けていたんだ」