ルチアーノ・スパレッティ監督がシーズン開幕後に辞任するなど、序盤のローマは落ち着きに欠けていた。しかし、クラウディオ・ラニエリ監督を迎えたローマは、4位タイまで浮上してウィンターブレイクを迎えている。

ただ同指揮官は、今シーズンもインテルの覇権が揺らぐことはないと考えている様子。4位以内の座を守ることが今シーズンの現実的な目標だと考えているようだ。

ラニエリ監督は、「誰がやってくるにしても、300パーセントの力を出してくるだろう。一か八かの大勝負をするつもりでやらなければいけないね」と『スカイ』のインタビューで話した。

まだ優勝するだけの力はないと考える指揮官は、「我々は多くの試合を落としている。首位はまだ遠いね。シーズン後半戦でどれほどできるかは分からないよ」とも述べている。

そして、「スクデット(セリエA)は1年前と同じようになるだろう。インテルだけが、スクデットを逃すことができる」とコメントし、現在の首位が圧倒的な実力を持っていることを強調した。

それでも、まったく期待していないということはないようで、「それが可能だということを夢見て、ファンとともに戦っていく。我々はペダルをこぎ続けるよ」と意欲十分に語っている。