9年ぶり27度目となるワールドシリーズ制覇を遂げたニューヨーク・ヤンキースで、MVPに輝いた松井秀喜(外野手)。だが、契約最後の年でもあり、その去就が大きな注目を集めている。

日本テレビ『SUPERうるぐす』(14日放送分)では、元メジャーリーガーの城島健司&桑田真澄の両名にインタビューを行い、松井の去就について意見を求めた。

「チームにおいて、あれだけのスター軍団の中で、松井さんの打席においての我慢強さっていうのが、ヤンキースという強いチームをうまくまとめあげていたことは間違いない。僕らも、すごく気をつかって配球しましたし、それでも打たれているんですけど」と語る城島。だが、そんな城島以上に深く突っ込んだのが元パイレーツ・桑田だった。

「メジャーリーグはすごくドライですよね。でも、ヤンキースだけが全てじゃないですから。自分っていうものが一番大事ですから。彼が一番プレーしやすいチームに行くべき」という桑田は、松井に指摘されている守備への不安についても、「大丈夫ですよ。自転車乗るのと一緒ですよ。自転車に乗れて、2週間後とか、2年後に乗れないですか?乗れるでしょ。でも、僕達は万全で野球できることなんてないんですよ。どこかしら、違和感なり痛みがあってプレーするわけですから。そういう世界ですから。守備に関しては、真ん中くらいだと思うんですけど、松井君よりも下手な選手はいっぱいいるわけですよね」と“心配無用”を強調した。

ヤンキースの優先交渉期限は、日本時間20日までとなっている。果たして松井の去就はいかに――。