レアル・マドリーとポルトガルサッカー連盟が、クリスティアーノ・ロナウドの招集についてもめていることがわかった。ポルトガルは今月中旬にW杯出場をかけてボスニア・ヘルツェゴヴィナとホーム&アウェイでプレーオフを戦う。

第1戦は11月14日にリスボンで、第2戦は4日後にゼニツェで行われるが、連盟のジルベルト・マダイル会長は6日、ロナウドはプレーを希望しているので代表チームに合流するだろうと話した。

一方、所属のレアル・マドリーのほうは、足首の治療にさらに2週間かかると発表しており、ホルヘ・バルダーノ最高責任者は6日、スペインのラジオで、「医師団の意見も常識から言っても、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドを招集すべきではない」と話し、代表に合流させるつもりはないことを明らかにした。

ロナウドは9月30日にCLマルセイユ戦で負傷し、その10日後、ポルトガル代表がハンガリーを3−0で下した試合でケガを悪化させて以来、プレーしていない。当初の予定では11月初旬の復帰が期待されたが、ロナウドは5日にアムステルダムの専門医の診察を受け、クラブのメディカルスタッフの、「さらに2週間」という診断が裏付けされた。

ロナウドはオランダからの帰途、足首はよくなっており、ボスニア戦には間に合うことを望んでいると話した。