こちらでも22日にお伝えしたが、総合格闘家のキム・ “キモ”・レオナルド選手が41歳にして心臓発作のため亡くなっていたというニュース、これが誤報であった可能性が出てきた。「NYデイリー・スポーツ」が死亡を報じ、瞬く間に広がった米国時間の21日夜、Yahoo!Sports.comの記者は、独占的に本人との電話取材に成功していたという。

21日夜、電話で話したと報じたのはケヴィン・アイオール記者。キモは彼に、このように語ったという。

「オレは死んでいないからな。読んでビックリした。本当に不思議な話だ、何か縁起が悪いことが起こりそうでイヤだよ。今までもずいぶんと悪いことばかり書かれて来ているけれど、今回ほど不愉快ではなかったな。自分の名前Kimo Leopoldoとインターネットで検索したら、次に出てきた言葉はdeath、信じられなかったよ。」

また今回の彼の死亡説が最初に登場したのは、どうやらMMA(Mixed Martial Arts=総合格闘技)テレビ番組のフォーラムの場であったとし、何者かが「キモ・レオポルドがコスタリカで心臓発作のため死亡」と流したようだ。

あっという間に「NYデイリー・ニュース」、「オレンジ・カウンティ・レジスター」、「ラスベガス・SUN」が続き、MMA関連ウェブサイトや格闘技ファンによるブログは、もちろん迅速に反応した。

マイケル・ジャクソンの死に関しても現在、潜入リポーターの数の多さから、どこよりも早いニュースをすっぱぬいている『TMZ』でも、キモの死を“confirmed(確認された)”の文字を添えて報じたくらいである。

21日午後には、死亡のニュースを否定するために、彼はサンタ・アナのオレンジ・カウンティ郡警察にも出向いたとし、「New Era Fighting」のプロモーション・マネージャーであるロン・コート氏、弁護士のヴィクター・E・ホッブズ氏らが「キモは生きています」として、電話対応に追われているようだ。

彼が健在なら大変喜ばしいことであり、大手メディアの “confirmed”の文字に弱いライターである私自身、大いなる反省材料にしなければならないと真摯に受け止めたいと思う。まずはファンのためにも、電話ではなく「オレは生きている」という動画が公開されることを待つばかりである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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