深澤嵐、西原理恵子、ともさかりえ、大岡監督
 1日、西原理恵子の漫画家生活25周年を記念して展覧会「バラハク」が開催され、オープニングイベントに西原原作映画「いけちゃんとぼく」のキャストである、ともさかりえ、深澤嵐、大岡俊彦監督が登場した。

 本作は、いじめられっ子のヨシオと、ヨシオのそばにいつもいる不思議な生き物“いけちゃん”の心の交流を描いた物語。思いもよらない奇跡に出会い、各界の著名人らも号泣した大人のための珠玉のラブストーリーとなっている。“いけちゃん”の声を女優・蒼井優が担当していることも話題だ。

 会場に所狭しと並べられた展示品にともさかは「西原先生の作品、展示物がすごくかわいくて、記念に写メをいっぱい撮ってしまいました! 息子と一緒に改めて来たいですね」と大興奮。撮影時の感想について「ちょっと駄目なお母さんの役でしたが楽しんで演じられました。関西弁で話すのは大変でした」とエピソードを披露した。主人公ヨシオを演じた深澤は、「お母さんのともさかりえさんはとてもきれいで、いいお母さんでした」とはにかみながら話し、原作の西原も「お母さん役がともさかさんでびっくりしました。こんなきれいな人はなかなかいないです」とともさかを絶賛した。

 現在放送中のテレビアニメ「毎日かあさん」、6月公開の本作、今秋公開の「女の子ものがたり」と2009年はまさに“サイバライヤー”となっていることについて西原は、「印刷では出ない色があるので、ぜひ原画を見てください。漫画家生活25年間の自転車操業のすべてが詰まっています(笑)」と自らの歴史を振り返りつつ、「映画『いけちゃんとぼく』を観たときは、泣きっぱなしでした。こんなにいい映画になるなら、いけちゃんの絵をちゃんと描いておけば良かった」と悔しそうな表情を浮かべていた。

 映画「いけちゃんとぼく」は6月20日より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー。

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いけちゃんとぼく - 作品情報
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