ロシア代表は11日のW杯予選でグループ4のライバル、ドイツと対戦するが、MFのアンドレイ・アルシャヴィンは勝ち点1で満足と話した。
 EURO2008で攻撃的サッカーを展開、ベスト4に進出したロシア代表のなかで最も注目を集めたアルシャヴィンだが、試合前日の会見で、「アウェイで勝ち点1を上げれば、いい結果と言えるだろう」と語った。
 グループ首位のドイツは、ミヒャエル・バラック、トルステン・フリンクスがケガから復帰、FWはミロスラフ・クローゼとルカス・ポドルスキと、主力が顔を揃える。
 アルシャヴィンは、「ドイツで一番危険なのは攻撃陣だ。それにミヒャエル・バラックのいるチームはいつだって危険だよ」と警戒する。
 会場となるドルトムントのズィグナル・イドゥナ・パルク(旧称ヴェストファーレン・シュタディオン)は8万人を収容する。アルシャヴィンは、「ああいうスタジアムでプレーするのはアウェイチームには非常に厳しいだろう。だが、我々のチームのメンバーは何も恐れない」と話した。
 ロシア代表のフース・ヒディンク監督も、「ドイツへ来て、ドルトムントのスタジアムのようなところで勝ち点1を取れるのなら、最高の結果と言えるだろう。ドイツ代表については細かく研究した。集中力が高く、試合終了間際までゴールを決めようとする。ドイツは決してあきらめないチームだよ」と話した。