北京五輪における、男子バレーボールの1次リーグは、5戦全敗という屈辱的な敗退で幕を閉じた。

この結果を受け、男子バレー日本代表の中心選手で“世界が認めたニッポンの大砲”としてもお馴染み、Vリーグ・松下電器のパナソニックパンサーズに所属をする山本隆弘が、20日に更新した自身のブログで衝撃的な告白を行った。

「北京オリンピック」と題した、この日の投稿では、「みなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ただ・・・期待に応えられなくて本当にすいません」といった書き出しで、「正直な気持ちを書きます。(中略)でも自分のパフォーマンスができず周りに助けられてばかりで情けなくて素直に喜ぶ事が出来なかったのは事実(中略)俺の納得いかないままオリンピックは終わってしまった。不満だらけの内容だったよ」と不本意な結果に終わった北京五輪を振り返った。

さらに、ブログの途中からは、1次リーグ中での植田監督の発言にも触れ、「中国戦から『若手を育てたい』って、若手を育てるのはオリンピックの時期?『このチームはオリンピック出場する為のチームだった。次はオリンピックで勝てるチームを作る』後2試合残してこの発言も俺には全く理解出来なかったよ。本当に悔しい。」と、抑えきれない怒りを滲ませた。

最後には、「今後もう全日本のユニフォームを着ることはないと思う。」と、その思いを語った山本は、所属するパナソニックパンサーズでの活躍を目指すという。