チャンピオンズ・リーグ予選3回戦第1戦が14日、欧州各地で行われた。バレンシア(スペイン)やレンジャーズ(スコットランド)が順当に勝ち星を挙げ、ベンフィカ(ポルトガル)がデンマークの雄コペンハーゲンを2対1で下している。ベンフィカとコペンハーゲンには昨季の本大会グループ予選でも鎬を削った因縁があるが、昨夜リスボンで先制弾と勝ち越し決勝弾を奪ったのは、かつてフィレンティーナやミランで背番号10を背負った天才MFルイ・コスタだった。

 90年代を代表するファンタジスタだったルイ・コスタも35歳になった。昨季から郷里のベンフィカに戻り、やはり背番号10を背負う。ベンフィカは昨季CLで中村俊輔のセルティックと対戦したが、ルイ・コスタは負傷で長期欠場中だったため、夢のファンタジスタ対決は実現しなかった。
 今季、負傷も癒えたルイ・コスタは、CL本大会で彼らしく優雅に、最後のひと暴れをするつもりなのだろう。