「携帯電話」の普及率が約9割、「パソコン」の普及率が約7割と、デジタル機器の普及率は年々高くなっているが、同じデジタル機器でも「電子辞書」を持っている人の割合は3割以下と低いことが28日、ネットリサーチを専門とするインターワイヤード(本社・東京都品川区、斉藤義弘代表取締役)の調べで分かった。

 同社が運営するネットリサーチサービス保有のモニター7327人を対象に2月1日から7日までに実施された調査で、「電子辞書をお持ちですか」との問いに、「持っている」と答えた人は27.2%だった。

 「持っている」と答えた人を年代別でみると、男女とも10代以下が最も多く、2人に1人が持っている割合で、女性の方が68.6%と男性の50.0%に比べて高かった。最も少ないのが男女ともに30代だった。

 「どんな時に使用しているか」という質問に対して、利用形態で多かった回答は「仕事をしているとき」「英会話(スクール)」「海外旅行」「パソコンが近くにないとき」など。また、利用目的で多かった回答は「漢字を忘れたとき」「英語を調べるとき」「言葉の意味を調べるとき」だった。

 電子辞書の「お役立ち度」は、「とても役に立っている」(27.2%)「まあ役に立っている」(49.5%)と、所有者の7割超が「役に立っている」と答えた。【了】

 *携帯電話とパソコンの普及率は総務省2005年統計から。

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