ローマ・カトリック教会は今後、死刑制度に全面的に反対する方針だという。2日、ローマ法王フランシスコが明らかにした。これまでは極稀に死刑が容認されるケースがあるとしていたが、一切認めない立場に変更した。共同通信が報じた。

法王は、極めて深刻な犯罪をした者にも人間の尊厳はあるとして「死刑は人間の尊厳への攻撃だ」と述べた。教会は世界から死刑制度が廃絶されるよう働きかけていくとも表明している。

ローマ法王、死刑一切認めず カトリック教会、立場変更(共同通信)