日本には「女人禁制」という言葉があり、こうした言葉と実際の制限は、外国人からすれば「女性蔑視」に映るようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では女性の地位が決して高くないと主張し、日本の「女人禁制」について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には「女人禁制」という言葉があり、こうした言葉と実際の制限は、外国人からすれば「女性蔑視」に映るようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では女性の地位が決して高くないと主張し、日本の「女人禁制」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の映画などを見ても「日本人女性の家庭内における地位が高くないことが見て取れる」と主張したうえで、日本には「女人禁制」とされる場所が複数存在することは「非常に奇異である」と論じた。

 続けて、女人禁制の一例として、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成要素の1つである大峰山(おおみねさん)には宗教上の理由による女人禁制の山岳があることを紹介。また、日本の国技である相撲についても「これまで一度も大相撲の女性力士を見たことがない」と指摘。アマチュアでは女性力士は存在するものの、大相撲では女性は土俵に上がれないことになっていると紹介した。

 また記事は、日本では寿司は男性が握るものだと考えられてきたと紹介。近年は女性の寿司職人も増えつつあるようだが、「日本人男性は家庭内では妻が作る料理を食べるくせに、寿司は握らせないなんて女性蔑視ではないか」と疑問を投げかけた。

 性別をめぐる社会の態度は国によって大きく異なり、日本と中国でも違う部分が多い。日本では「男は男らしく、女は女らしく」という考え方があるが、中国ではあまり見られない。男女の立場でいえばむしろ近年は女性のほうが強くなってきているのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)