カリスマドットコム「”妄想”では収まりきらない、上司への毒舌ラップ」

3月2日に、ミニアルバム『愛泥Ｃ』をリリースした、カリスマドットコムがTOKYO FMの番組に生出演。
リリースされたばかりのアルバム『愛泥Ｃ』について語りました。
（放送作家の鈴木おさむがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「よんぱち」、3月4日の放送より）

──日々、仕事の中で感じた”毒”を歌にする現役OLラップユニット

鈴木：すごく思うんですけど、実際に会社で働いてて、歌詞にお局への不満を書くって、実際に働いている会社に対して大丈夫なんですか？

いつか：いや、もう大丈夫じゃない感じですね（笑）。

鈴木：「あれは妄想なんです」って言っても、「いやいやいやいや」っていう感じになりますよね（笑）。
なぜ、こういうことを歌で発散していこうと思ったんですか？

いつか：事実に勝るものはないと思って書いていったら、どんどん、生活に密着したものになってしまいましたね。

鈴木：ゴンチさんも、世の中に不満は持っている？

ゴンチ：けっこう溜め込むタイプですね。

鈴木：それを、いつかさんが言っちゃうから、自分の声にも聞こえちゃいますよね（笑）。

ゴンチ：そうですね（笑）。

鈴木：表現する言葉って、もっとファンタジーだったりするけど、なぜ自分に近しいところを言っていこうと思ったんですか？

いつか：快感になってしまったのかもしれないですね。もともとは恋愛の曲も歌っていたんですけど、働きだしてからですね。
普段の生活で口に出すだけでは足りなくなってしまったのかもしれないです（笑）。

鈴木：非常にSNS的ですよね（笑）。OLさんとかって、SNSで名前を変えて本音を言うじゃないですか。それが覆面だったらいいけど、顔出しちゃってますもんね（笑）。



──現役OLの2人ですが……有給の消化って難しいもの？

いつか：やっぱり、先輩が先になるのはあるかもしれませんね。

鈴木：日本人って、すごく有給を使うの厳しいですよね。有給は使ってました？

いつか：前の会社は、「消化しなさい」というお達しがあったので。
普通に、「ここ、有給使いたいです」って言ったりしてたんですけど、先輩たちは「ここ、忙しいのに使うんだ」みたいな（笑）。

鈴木：休み慣れてる子って、すごくない？
「来週休むんでー」とか、ああいう方がいいよね、人生楽しいと思う。

ゴンチ：そうですよね（笑）。

いつか：「やっといて！」って、無責任みたいな感じを出せる人はいいですよね。



──ミニアルバム『愛泥C』リリース

いつか：愛をテーマにアルバムを作ってみたんですけど、綺麗な愛ではなくて「自己愛」。ちょっとつつくような感じですね（笑）。

鈴木：カリスマドットコムって、なんで一歩引いてるんですか？　歌詞もそうだけど、会社のことに対しても、ひとつ客観で観るじゃないですか。

いつか：それは、わたしの性格だと思いますね。一歩引いて見ちゃうみたいな。学校でもそうだったので、先生にすごい嫌われるんですよ「おまえは生意気だ」って（笑）。

鈴木：実際に恋愛すると、僕もそうなんですけど、振られるのが怖いから一歩客観で言うんですよ。
”振られそうだな”と思うと、振られたという事実が嫌だから「別れようか」みたいな、その傷が怖いから。「俺は振られたんじゃない、あれは解消したんだ」って（笑）。そこで何年も引きずるのが嫌だったんですよ。そういう経験はありますか？

いつか：そういう経験はありますね。確実に振られた状態なのに、”振られてやったスタンス”にするみたいな（笑）。
怒ったりすることもそうなんですけど、感情に起伏があるタイプなので、客観的に冷静に見たいのかもしれないですね。

鈴木：だから、けっこうドロドロの恋にハマると、ぐわーっといっちゃうタイプですよね。

いつか：かもしれないですね（笑）。

鈴木：いきなり曲調も変わっちゃうよ？　「ずいぶんヘビーな曲書いてきたな」みたいな感じになるかもしれませんよ（笑）。

いつか：楽しみですね（笑）。

動画を別画面で再生する https://www.youtube.com/embed/W36BQtGeDIc

パーソナリティの鈴木おさむが、ゲストの旬な話題を掘り下げるTOKYO FM「よんぱち」。ラジオならではのココだけの話にご期待ください。
2016年3月18日(金)の放送は、シンガーソングライター・大森靖子さん、マキシマム ザ ホルモン・ナヲさんさん幻冬舎・箕輪厚介さん、A.B.C-Z、アートディレクター・清川あさみさんが生登場。ホットな話題をお届けします。