【菊地敏幸辣腕スカウトの虎眼力(39)】2004年ドラフトは激動の連続でした。新聞やネットに残る活字情報では阪神は自由枠で岡崎太一捕手(松下電器)、能見篤史投手(大阪ガス)を指名し、社会人出身の即戦力バッテリーを獲得したという事実だけを振り返ることができます。ですが、それは表のお話です。この年は8月に巨人が明大・一場靖弘投手の獲得を巡り現金供与があったことを発表。球団幹部や渡辺オーナーまでが