年末年始の牛肉市場は、新型コロナウイルス感染症の5類移行によって、焼肉をはじめ外食業界は前年実績を上回る売上げとなるなど、外食需要の回復がみられた。しかし、小売関係が振るわず、カニ、イクラなど水産品へのシフトや、暖冬の影響で鍋物需要が伸び悩んだ。このため、1月の枝肉相場(東京市場)は、補充買いなどで前半までは概ね横ばいで推移し、後半は出回りが少ない和牛の下位等級を除いて緩んだものの、月間平均では和牛、