夜まで明かりが灯る霞が関官庁街(写真・まちゃー / PIXTA)8月7日、人事院の川本裕子総裁は岸田文雄首相に人事院勧告を手渡した。その中で、「選択的週休3日制」の導入など多様な働き方ができる仕組みを打ち出した。国家公務員の「多忙化」や「過労」が、なり手不足を助長するとの見方が広がっており、それに歯止めをかけたい狙いがある。特に、いわゆる「霞が関」で働くキャリア官僚(総合職)を志す人が年々減っているうえに、