11日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前日に行われた日銀総裁の就任会見を受け、早期の政策修正思惑が後退するなか買いが優勢となった。 日銀総裁に就いた植田和男氏は10日に開いた就任後初の記者会見で、現在の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)など大規模緩和を継続することが適切との考えを示した。市場では日銀が今月27~28日に開く金融政策決定会合での政策