連載「斎藤佑樹、野球の旅〜ハンカチ王子の告白」第16回前回記事:ハンカチ王子と呼ばれたことへの苦悩はこちら>>2006年夏の甲子園、準決勝。早実の斎藤佑樹は鹿児島工の4番、鮫島哲新と対峙する。鹿児島工の中迫俊明監督は「斎藤は真っすぐが速い、バットを短く持て」と指示を出していたが、ストレートにも緩い変化球にも自信を持っていた鮫島は、バットを長く持ったまま、斎藤に向き合った。夏の甲子園準決勝の鹿児島工戦で