横浜隼人vs桐光学園
190校と全国最多の出場校を誇る神奈川県。向上に続き、ベスト4進出をかけ、横浜隼人と桐光学園が対戦した。この両校は春季大会でも戦っておりその時は桐光学園に軍配があがった。今回、勝利の女神が微笑むのはどちらの高校か。夢の舞台まであと3つ!
先制したのは、桐光学園。二回裏、安打で出塁した中川 颯を添田哲矢が左中間を破る二塁打を放ち、本塁へ返し、先制点を奪う。続く、3回も、横浜隼人の内野エラーで一点を追加し、スコアを2対0とする。
一方、3回まで、初回に救援したサブマリン中川 颯(1年)にノーヒットに抑えられていた横浜隼人打線。しかし「逆転の隼人」は4回表、ついに中川を捕える。まずは、俊足好打が売りの宗 佑磨が安打で出塁すると、宗 佑磨は、50mを5.8秒で走る俊足を活かし、スチールを決め、二塁へ。その後、野田翔也の安打などで、一死一塁三塁とすると、今大会3本塁打を放っている手塚 渓登がタイムリーを放ち、まずは一点を返す。
その後、伴善弘にもタイムリーが飛び出し、同点とする。
試合を振り出しに戻した横浜隼人は、続く5回表には、前の回に反撃の口火をきった宗 佑磨がライトスタンドに本塁打を叩き込み、ついにこの試合始めてリードを奪う。試合終盤は、横浜隼人のペースに。7回表に、野田翔也のタイムリーで一点を追加すると、8回表にもさらに一点を追加し、5対2とする。
逆転劇を狙った桐光学園だったが、横浜隼人・相原の前に3回以降点をあげることができない。9回裏もあっさりと二者連続で凡退し、最後の打者も三振に倒れ、ゲームセット。横浜隼人が逆転で、春の雪辱を果たし準決勝へと駒を進めた。
次戦は、決勝戦をかけて、29日11時から横浜スタジアムにて向上と戦う。横浜隼人は、自慢の強力打線が、準決勝でも爆発するのか。
5年ぶりの夢の舞台まで、あと2つ!!
(文=編集部)