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●自在に柄を折り曲げられる照明やテープ状のブナの木で成形した照明インテリア関連製品や雑貨などを中心とした国際見本市。商談を目的とした見本市「インテリア ライフスタイル2014」が6月4日〜6日、東京ビッグサイトで開催された。本稿では、家電関係で気になるプロダクツを紹介する。

○自在に柄を折り曲げられる照明

照明器具は、家電製品というだけではなくインテリアの一部でもある。会場内で気になった照明器具をいくつかピックアップしてみたい。

まずは、ビートソニックのレール用スポットライト「ジブロ」。フレキシブルな柄が付いたレール用の照明器具だ。柄の部分は、4コマで90度、8コマあれば180度まで曲げることができる。

基本的なスタイルは、スポットライトなのだが、天井や壁面を照らす間接照明用や、作業をするときに手元に引き寄せられるタスクライトなど、応用範囲は広い。ブースでは、ジブロを使ったシャンデリアや、5mもの長さのジブロ(いずれも試作品)などが展示されていた。

○テープ状のブナの木で成形した照明

続いてブナコのペンダントライトやテーブルランプ。マイナビニュースでも以前に紹介したことがあるブナコだが、国産のブナの木をスライスしてテープ状にしたうえで、巻き上げて成形するという手法で作られている。薄い木材を通した透過光がブナコのランプの特徴だ。

ブナコはランプだけでなく、同じ素材を使用したスピーカーもリリースしている。写真の「Faggio(ファッジョ)」は、φ10cmのウッドコーンユニットを使用したスピーカーシステム。曲線的なフォルムで、インテリアのアクセントとしても利用できる。

●食のライフスタイルを彩るキッチン家電やなぜかDJミキサーまでも展示インテリア ライフスタイル2014では、多くのブースでデザイン性の高いプロダクツが展示の中心になっている。しかし、象印マホービンブースは、食を中心とした"ライフスタイル"をテーマとした展示内容。メインで展示されていたのは、圧力IHジャー炊飯器の「極め羽釜」。また、ブース横にはオーブンレンジやホームベーカリーなど、同社の主力キッチン家電製品が展示されている。

同じくキッチン家電を主力事業とする大石アンドアソシエイツブースでは、同社が販売代理店を務める英国のキッチン家電メーカー、Russell Hobbsの新シリーズを展示。Russell Hobbsは、ステンレスの質感を生かしたクラシカルなポップアップトースターや電気ケトルなどで知られているが、2013年にブリタと共同で浄水器内蔵の電気ケトル「ウォーターフィルターケトル(18554JP)」を発売するなど、新製品も積極的にリリースしている。

ブースには、同ブランドの新しいシリーズ「DESIRE」を展示。DESIREはブラックとレッドを基調としたデザインを採用するブレンダーやオーブントースター、電気ケトルなどがラインナップされている。

また、英国のDUNNETTS社のパワーブレンダーも出展。こちらはまだ国内市場には投入されていないが、蟹を甲羅ごと粉砕することが可能な強力なパワーを持っているとのことだ。

○インテリアの見本市にDJミキサー?

インテリア ライフスタイルにふさわしいかどうかは別として、ハーフェレ ジャパンのブースには、「PocketMixer」が出展されていた。PocketMixerは、手軽にDJプレイを楽しみたい人に向けたデバイスだ。

2系統のアナログ音声入力を持ち、マスターボリューム、クロスフェーダー、チャンネルごとのイコライザーが利用できる。出力インタフェースは、ヘッドホン端子とライン出力をそれぞれ1系統装備する。本体サイズは、約W78×D109×H28mm。パッシブタイプのミキサーなので電源は不要だ。

(村田修)