イタリアで31歳のシスターが出産。 (画像はイメージです)

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カトリック教会の修道院に仕えていたシスター(修道女)が、このほど“掟破り”と言わざるを得ない妊娠・出産を果たした。「私には赤ちゃんを身ごもった自覚がありません。これを妊娠、出産というのですか。青天の霹靂のような出来事です」などと主張しているそのシスターに、人々は静かに育児用品を寄付するのであった。

イタリアのリエーティ県近郊、カンポモーロにあるカトリック教会の修道院に仕えていた、中米エルサルバドル出身の31歳のシスターがこのほど病院で元気な男の赤ちゃんを出産した。彼女は今、赤ちゃんが誕生した喜びを隠し、自分のおかれた立場の複雑さに苦しんでいるもようだ。

修道院で突然の腹痛に見舞われ、病院に急行したそのシスター。消化器系の病気は発見されず、彼女はなんと3,500gの元気な男の子を出産したのであった。育児の準備がまったく整っていないことをメディアが報じると、不憫に思ったリエーティ県の同世代の母親たちから数多くの育児グッズや赤ちゃんの衣類などが病院に送られてきた。

“神を信じる者は救われる”とは言うものの、今回は一般人が神の道に仕える者を救ったようなもの。シスターは人々のそんな厚い情けに触れて感激する一方で、それでもなお「自分が妊娠、出産したなんてまったく信じられません」と主張している。また毎日を一緒に過ごしてきたシスター仲間も一様に「まさか!」を連呼しているという。ちなみに赤ちゃんにはFrancesco(フランチェスコ)という名が付けられたそうだ。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)