iPhone 16シリーズのau回線における最大通信速度が案内!下り4.1Gbpsおよび上り211Mbpsに

KDDIおよび沖縄セルラー電話は20日、携帯電話サービス「au」における最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 16」および「iPhone 16 Plus」、「iPhone 16 Pro」、「iPhone 16 Pro Max」(ともにApple製)のモバイルネットワークを利用した場合の最大通信速度(理論値)を案内しています。これにより、iPhone 16シリーズではau回線にて下り(受信時)最大4.1Gbpsおよび上り(送信時)最大211Mbpsであることが明らかとなっています。

ただし、下り最大4.1Gbpsは栃木県の一部エリア、上り最大211Mbpsは一部エリアで提供しているとのこと。なお、auでは2024年2月〜3月(計測都市:東京23区、札幌市、仙台市、新潟市、川崎市、相模原市、浜松市、奈良市、鳥取市、佐賀市)に実施した「iPhone 15 Pro」を用いた実効速度については下り101Mbps〜376Mbpsおよび上り14Mbps〜43Mbpsであると案内しています。

その他、iPhoneシリーズにおけるau回線の最大通信速度(理論値)は下りがiPhone 15シリーズでは4.1GbpsとiPhone 16シリーズと同じですが、iPhone 14シリーズやiPhone 13シリーズでは4.2Gbpsとなっているほか、上りもiPhone 15シリーズやiPhone 14シリーズ、iPhone 13シリーズでは218Mbpsとなっているため、iPhone 16シリーズでは旧機種よりも低下していることになります。

また両社ではスタンドアローン方式の5G(以下、5G SA)をauのみで提供しており、携帯電話サービス「UQ mobile」や「povo」では提供しておらず、UQ mobileでもauと同様にiPhone 15シリーズが下り4.1Gbpsおよび上り218Mbpsとなっているため、少なくともiPhone 15シリーズまでについては最大通信速度(理論値)はノンスタンドアローン方式の5G(以下、5G NSA)を利用した場合となっています。


au回線におけるiPhone 16シリーズの受信時における最大通信速度



au回線におけるiPhone 16シリーズの送信時における最大通信速度

iPhone 16シリーズはAppleの新しいスマホで、昨年発売されたiPhone 15シリーズの後継機種で、iPhone 15シリーズと同様にベースモデルのiPhone 15とその大画面モデルのiPhone 15 Plus、そして上位モデルのiPhone 15 Proとその大画面モデルのiPhone 15 Pro Maxがラインナップされており、これまではiPhone 15とiPhone 15 Pro、iPhone 15 PlusとiPhone 15 Pro Maxは同じ画面サイズでしたが、新たにProモデルは大画面化されてiPhone 16が6.1インチ、iPhone 16 Plusが6.7インチ、iPhone 16 Proが6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxが6.9インチとなっています。

またiPhone 15シリーズに続いて外部接続・充電端子にはUSB-Cを採用し、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの本体左側面上部に搭載されている設定した特定の機能を素早く利用できる「アクションボタン」が標準モデルにも拡大されて4機種ともに備わっているほか、新たにiPhone 16シリーズには本体右側面下部に「カメラコントロールボタン」が搭載され、カメラの起動やズーム、各種設定の変更などが行えるようになっています。なお、4機種ともにアクションボタンを搭載したことによってそれまであった着信/消音スイッチは廃止されています。


iPhone 16とiPhone 16 Plusのカラーバリエーション



iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのカラーバリエーション

一方、通信面では新たにiPhone 16シリーズでは共通してQualcomm製モデム「Snapdragon X71M 5G Modem-RF System」を搭載しており、iPhone 15シリーズが搭載していた「Snapdragon X70 5G Modem-RF System」と比べて販売される国・地域・通信事業者によっては最大通信速度(理論値)が向上しているとされていますが、今回、少なくともau回線では下りはiPhone 15シリーズと同等、上りはiPhone 15シリーズよりも低下することが明らかとなりました。

仕様としては携帯電話ネットワークは5Gおよび4x4 MIMOとLAAに対応したギガビットLTEやVoLTEに対応しており、日本で販売されるiPhone 16の「A3286」、iPhone 16 Plusの「A3289」、iPhone 16 Proの「A3292」、iPhone 16 Pro Maxの「A3295」における対応周波数帯は以下の通りで、SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMを搭載したデュアルSIMかつデュアルeSIMに対応しています。その他、iPhone 16シリーズやiPhoneの現行モデルの価格などについては詳細な製品情報や保証外修理価格は『Appleが新スマホ4機種を発表!iPhone 16・16 Plus・16 Pro・16 Pro Maxが9月20日発売、9月13日21時予約開始。価格は12万4800円から - S-MAX』をご覧ください。

FDD-5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n66、n70、n71、n75、n76)
TDD-5G NR(バンドn38、n40、n41、n48、n53、n77、n78、n79)
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TDD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48、53)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Apple iPhone 16 関連記事一覧 - S-MAX
・Apple iPhone 16 Plus 関連記事一覧 - S-MAX
・Apple iPhone 16 Pro 関連記事一覧 - S-MAX
・Apple iPhone 16 Pro Max 関連記事一覧 - S-MAX
・iOS | 実効速度について | au
・超高速通信エリア | エリア:スマートフォン・携帯電話 | au
・超高速通信エリア(UQ mobile)|格安スマホ/格安SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】