県庁を後にする斎藤知事(27日午後5時55分、神戸市中央区で)=枡田直也撮影

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 兵庫県議会から不信任決議を受け、自動失職して出直し知事選へ出馬すると表明した斎藤元彦知事は27日、「しばらく知事が不在になる。県民のみなさんに改めておわびしたい」と述べ、県庁を後にした。

 斎藤知事は午前の登庁時には「任期満了まで仕事をしたかった」と述べた。午後には政策会議に出席し、県幹部らに対し「厳しい言い方をして不快な思いをさせた。職員に感謝の気持ちを持つことからスタートすべきだったと反省している」と陳謝する場面もあった。

 午後6時頃、職員や県民に見送られながら退庁。「文書問題では自身のダメなところがたくさんあり、申し訳なかった」と振り返り、「兵庫県は素晴らしい所。いろんな政策をやりたいので、また県庁に戻ってきたい」と話した。