Number_iの平野紫耀

 9月17日、「女性自身」が報じたNumber_iの『NHK紅白歌合戦』出場“当確”報道が、話題を呼んでいる。

「記事によると、2024年で75回めを迎える『紅白』を前に、夏頃から番組制作チームによるアーティストの出演オファーや交渉が始まったそうです。そして、出演アーティストのなかでも目玉として、Number_iの出場が濃厚であると、NHK関係者への取材で分かったとしています。

 一方、いまだ尾を引いている故・ジャニー喜多川氏による性加害事件の問題により、STARTO ENTERTAINMENT社(旧ジャニーズ事務所)所属のアーティストはNHKへの新規出演などができず、事実上の“出禁”となっています。実際、2023年に放送された『紅白』は、旧ジャニーズの出場はなし、という異例の事態となりました。

 TOBEに移籍した平野紫耀らNumber_iは、NHKが“出せる”若手男性アイドルとして、重用されているようです」(芸能記者)

 しかしこの報道を受け、XにはSTARTO社所属のファンを中心に、不満の声が集まった。

《なんでぬんべりがでれんの?ウケる》

《別に悔しくもなんともないですよ? もはや出る価値ない番組ですし》

《Number_iが出てジャニーズ勢が出なかったら露骨すぎて笑う》

「たしかにNumber_iはSTARTO社に所属していませんが、平野さんはじめメンバーが育った場所は、間違いなく旧ジャニーズ事務所なわけです。TOBEの社長は滝沢秀明さんですが、こちらも当然、旧ジャニーズ出身。それなのに、STARTO社から“抜けた”というだけで、NHKに出演できるということに、ファンが不公平だと感じるのは当然でしょう」(同前)

 対応に業を煮やした旧ジャニーズファンからの、“NHK離れ”もすすんでいる。

「たとえばSnow Manは、2023年の大晦日にYouTubeで生配信ライブをおこない、再生数は驚異の133万を超える人気となりました。Snow Manファンからすると、『紅白』で1曲しか披露されないパフォーマンスを観るよりは、何曲も披露される生配信ライブを今年もやってほしいという気持ちが強いと思います。つまり、いっそのことアイドル側が、NHKを見捨ててほしい、ということです。

 こうした世論を受けてか、9月18日におこなわれたNHKの定例記者会見に出席した稲葉延雄会長は、今後のSTARTO社アーティストの起用について、『現時点での従来の方針に変更はない』ことを明確にしつつ、同局から提示した補償についてはしっかりと評価をしたうえで、今後について『総括的に判断していく』と発表しています。

 このまま“不公平”な状況が続けば、ますますファンによるNHK離れは進むでしょう。そして、アイドルファンが見放すなかで“御用達”として出演を続けるNumber_iに、冷ややかな目が向けられるのも間違いないです」(同前)

 所属タレントに罪はない。どのアイドルも、自由に出演できる日がやってくるといいが……。