Screenshot:中川真知子 via notta

Lifehacker 2024年9月3日掲載の記事より転載

議事録づくりなど、音声にまつわる作業が楽になるAI文字起こしツール『notta』。

私もインタビューや取材の文字起こしに使っていますが、1時間程度の音声が約5分くらい文章化され、さらにAIで要約までしてくれるから本当に便利だと感じています。

そんなnottaがAIを使った新機能を搭載し、さらにパワーアップ。すでに使える機能もあるので、触った感想も併せて紹介しますね。

優秀な秘書みたいな「Nottaチャットボット」

定例会議など、複数回にわたってあるテーマにおいて議論されたり、進捗が報告されたりすることってありますよね。

そんなとき、実装予定の「Nottaチャットボット」を使えば、過去の内容にまで遡ってトピックを列挙してくれるようになります。

「カスタムテンプレート機能」(実装済み)

nottaは、文字起こしだけではなく、文字起こしした内容をAI要約してくれます。

Screenshot:中川真知子 via notta

その要約は、「インタビュー・面接」「商談」「定例会議」「YouTube動画」などのテンプレートから選択可能。しかし、すべての会話やスピーチがテンプレートのように進むはずもありません。そこで、テンプレートをカスタムする機能が追加されました。

「設定」→「テンプレート管理」を開き、叩き台にしたいデフォルトのテンプレートを複製します。

複製したら、「プライベート」にカスタムの作る土台ができるので、自分好みにプロンプトを入れましょう。

AI動画吹き替えツール「Notta Showcase」

Screenshot:中川真知子 via notta

動画の中で話されている内容をAIが吹き替えするサービスもはじまります。

プラットフォームに動画を読み込ませ、言語を選択するだけ。15言語対応で、自動字幕起こしもしてくれます。

ただ、一足先に触らせてもらった上で率直な感想を述べるなら、かなりぎこちないです。吹き替えは緩急が激しく、スローモーションのように話したかと思ったら、急に早口になって、お世辞にも聞きやすいとは言えません。

とは言え、AIは学習すればどんどん成長するはずなので、近い将来、仕事でも使えるようになるだろうと期待しています。

そうなったら、外国人を対象とした取材やインタビューの記録映像を流し込み、当日の雰囲気や流れをビジュアルと合わせて確認してみたい。これが当たり前に使えるようになったら、働き方の選択肢も増えそうです。

文字起こしとAI要約だけでも十分便利ですが、これからもっと使い勝手が良くなるみたい。nottaでどんどん生産性向上させていきたいです。

Screenshot:ライフハッカー編集部 via notta