ゆみさん考案「氷のバスボム」

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 子育て中、1度は必ず悩まされるであろう、子どものイヤイヤ期。何を嫌がるかは子どもによってさまざまですが、“お風呂”を嫌がる子は多いのではないでしょうか。

 そんなお風呂イヤイヤな子どもが喜んでお風呂に入りたくなるお手軽ライフハックを、ある現役ママが考案しSNSを中心に注目を浴びています。そのライフハック「氷のバスボム」の作り方や、考案した経緯などについて話を聞きました。

ゆみさん考案「氷のバスボム」

 現役ママのゆみさんが考案した「氷のバスボム」とは、風船とお気に入りのおもちゃを使って作るアイテム。まずは、作り方をご紹介します。

1)ふくらませた風船の中に好きなおもちゃを入れる
2)風船に水を入れる
3)空気を抜いて風船を結ぶ
4)冷凍庫で凍らせる
5)ハサミで風船に切れ込みを入れて中身を取り出す

――SNSへの投稿をはじめたきっかけは?

【ゆみさん】 私は、27歳で第一子、30歳で第二子を出産したのですが、第二子を出産した時期は、周りの友人が第一子の出産ラッシュを迎えていました。

そのため“先輩ママ”としてよく相談を受けていたのですが、すでに1人目の育児を経験している私からすると些細なことであっても本気で悩んでいる友人が多いことに気づきました。このことから、「同じような悩みを持っている新米ママさんはほかにもたくさんいるはず」と思い、そんなママさんの子育てのヒントになればという思いで発信するようになりました。

――どうして「氷のバスボム」は生まれた?

【ゆみさん】 下の子が2歳のとき、毎日のようにお風呂に入るのを嫌がる時期がありました。おもちゃを持って入ったり、お風呂でジュースを飲んだりといろいろ試したなかで、1番効果てきめんだったのがバスボムだったんです。

ただ、1個数百円はするバスボムを毎日入れるのはあまりにも不経済……。何かで代用できないか、と家にあるものでできそうなことを考えていたところ、たまたま以前何かに使って残った風船を見つけたため試してみると、予想以上に簡単に上手くできました。この方法であれば、1枚数円の風船代しかかからないので経済的にもバッチリでした。

――子どもたちの反応は?

【ゆみさん】 中からお気に入りのフィギュアが出てくるため、バスボムと同じくらい楽しんでくれました。「氷のバスボム」は作る過程も楽しいようで、「こんなにあっても困るよ!」というくらい何個も何個も自分たちで作るほどでした(笑)。自分で作ったからこそ、お風呂に入れるときにより楽しいのか、それからしばらくは毎日進んで入ってくれるようになりました。

――作るときのコツやおすすめの楽しみ方は?

【ゆみさん】 風船の中におもちゃを入れる工程が、案外力が必要で大変だったりするので、おもちゃは小さくて形がいびつでないものが作りやすいです。

あと、実際に試してくれたフォロワーさんから逆に教えてもらったのですが、比較的安い大容量の粉の入浴剤を入れて作れば、コストを抑えつつ実際のバスボムに近づけられるので楽しさも倍増です! 上の子は、お風呂に入れずにお湯をかけながら歯ブラシなどで削って“発掘ごっこ”をして楽しんでいました。

ブラシで発掘ごっこも

☆☆☆☆☆

 ちなみに、「子どもたちだけでバスボム作りに夢中になって遊んでくれるのも、多忙なママさんにはうれしいポイント」だとゆみさんは話します。これから涼しくなり、湯舟に湯を張る人も多いはず。ぜり、お子さんと一緒に「氷のバスボム」づくりに挑戦してみては?