「終わっていますよ」コピー用紙の在庫管理をする文具店の看板猫が有能!普段の仕事っぷりを聞いた

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お仕事をこなす文具店の看板猫が、X(旧Twitter)で話題になっている。

「A3のコピー用紙が終わっていますよ」と優しく教えてくれるシマ子店長。

このようなコメントと共に投稿されたのは1枚の写真。写っているのは、長野県にある文具店・万年堂(@nyannendo)の看板猫・シマ子店長(メス・13歳)だ。

ある日の夕方、店内のA3コピー用紙が置いてあるところにシマ子店長が座り、見上げていたという。そこで初めて、社員さんはA3コピー用紙が売り切れていたことに気付いたのだそう。

この仕事っぷりにユーザーからは「有能です」「店頭の管理も余念がない」「しっかり目で訴えているのがかわいいですね」などのコメントが寄せられ、10万件を超える「いいね」がついている(9月13日現在)。

一番の仕事は「寝ること」

シマ子店長が見せた“しごでき”な一面。普段はどんなお仕事をしているのだろうか?万年堂の Xの担当者に聞いた。

――投稿の反響をどのように受け止めている?

こんなにいいねが来るとは思わずビックリしました。

――シマ子店長の仕事ぶりを見てどう思った?

かわいい顔で見つめてくるので、あわてて写真を撮りました。でも「A3のコピー用紙は重いから、倉庫から持ってくるのやだなー」って感じでした。

――コピー用紙がなくなると、いつもこのように教えてくるの?

商品を入れ替えたりして、棚が空いていると、すぐ確認するように座ったりします。

――シマ子店長は他にどんなお仕事をしている?

店内の巡回をしたり、シマ子に会いに来てくださった方と触れ合ったりしますが、一番の仕事は寝ることです。

ウィンドウ内で寝る事が多いので、通りすがりでビックリする方もいますが、ほとんどの方はご存知なので、寝ているところに話しかけたりしています。当店のウィンドウは文房具を飾らずに猫さまを飾っています。

道路でフラフラしていて…

――どのようなことがきっかけで、お店で働いているの?

営業マンが、道路の真ん中をフラフラしているところを見かけ、あたりを見回しても母猫が見当たらなかったので、連れて帰ってきました。

目も開かないくらい目やにがびっしり付き、ミルクとかもあまり飲めずにやせ細ってしまい、動物病院に2回入院し、元気になりました。

その時から、両目が白く濁っておりますが、普通に見えているようです。多分栄養失調のせいじゃないかという事です。目と鼻の管もつまっており、涙と鼻水がよく出ますが、とっても元気です。

先代のトラ子店長のもと、受付嬢として修業を積み、店長に昇格しました。誰が撫でてもいやがらずに触らせてくれ、おっとりしています。

――普段はどのように過ごしている?

甘え上手でおやつちょうだいと色々な社員のところに行き、スリスリし、ニャーニャー鳴いています。

――インターンの「ビックリ顔のシポ子さん」についても教えて。

3歳の女の子、キジトラだと思っていたら麦わら猫だそうです。音に敏感で、音がするとビックリして、奥に隠れてしまいます。

シマ子店長のように、お客さまにナデナデしてもらうようになってきました。運がいいとペロペロ舐めます。

――猫がいる文具店は珍しいと思うが、来店した人の反応は?

Xを見たり、テレビを見たりした方が全国から訪れてくださるようになりました。やっと会えたーと喜んでいただいています。

日々様々なお仕事をするシマ子店長。甘え上手でおっとりとした様子で、社員さんやお客さんに愛されているようだ。