札幌を率いる“ミシャ”ことペトロヴィッチ監督。悔しい敗戦も「最後まであきらめずに戦ってくれた」と選手たちの奮闘を労う。写真:鈴木颯太朗

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 3連勝中の北海道コンサドーレ札幌は9月14日、J1第30節で東京ヴェルディとホームで対戦。54分に山田楓喜のゴールで先制を許すと、終了間際の90+7分にチアゴ・アウベスに追加点を奪われ、0−2で敗れた。

 降格圏の19位に沈む札幌は1つでも勝点が欲しい状況だが、久々の黒星を喫した。試合後のフラッシュインタビューで、ペトロヴィッチ監督は「非常に残念な、痛い敗戦だと思います」と悔しさを滲ませる。

「相手が非常に守備的に守って、ボールを奪ってカウンターを狙っている、そういった試合の構図だったんですけど、前半は特に、我々の選手たちは慎重に試合に入りすぎたのか、自分たちのリズムでボールを動かして、意図的に崩すということがなかなかできなかった」
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 少なからずプレッシャーがあったのかもしれない。指揮官は「そういったところも含めて、なかなか我々らしい攻撃を見せられないなかで、先に失点をして、その後も攻撃を仕掛けましたけど、残念ながら敗れたと、そういうゲームだった」と振り返る。

「非常に痛い敗戦」と繰り返したペトロヴィッチ監督だが、「選手たちは自分たちのベストを尽くして、最後まであきらめずに戦ってくれたと思います」と労いの言葉も。

 次節は21日に優勝争いを演じるFC町田ゼルビアのホームに乗り込む。難敵相手に連敗を阻止し、勝点を積み上げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部