ヤングなでしこの振る舞いに海外注目【写真:Getty Images】

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グループリーグ・オーストリア戦のワンシーンが話題

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表は、現地時間9月12日にコロンビアの首都ボゴタで行われたU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦ナイジェリア戦に2-1で勝利したなか、グループリーグで見せた“リスペクト精神”に「素晴らしい」と注目が集まっている。

 日本はグループリーグでニュージーランド、ガーナ、オーストリアと同居し、3試合で3連勝、13得点1失点と圧倒的な成績で首位通過。そして決勝トーナメント1回戦ではD組を2位通過したナイジェリアと対戦した。試合は前半33分、クロスからMF松永未夢が頭で押し込み、先制点を奪った。さらに後半20分にも追加点を奪い、試合終了間際に1点を返されたものの、2-1で勝利してベスト8へ進出した。

 そんななか、グループリーグ第3戦のオーストリア戦で見せたワンプレーが話題に。前半37分、浮き球のパスをFW土方麻椰がダイレクトシュートを放つも、惜しくも相手GKマリエラ・エルシェリフにセーブされてしまう。

 この場面でゴール前に詰めていた日本FW松窪真心は、相手GKの肩を叩くと、手を差し伸べグータッチをかわしスーパーセーブを称えていた。この行動を「FIFA Women’s World Cup」公式インスタグラムが「Respect」と綴り公開すると、国内外のファンから「素晴らしいセーブと素晴らしいジェスチャー」「自然に出るのが両選手素晴らしい」「このリスペクトが大好き」「クール」「日本人はマナーの基本からして作りが違う」とコメントが寄せられている。

 ヤングなでしこは現地時間15日(日本時間16日)に準々決勝でスペインと戦う。(FOOTBALL ZONE編集部)