今年の紅白歌合戦に旧ジャニーズ勢は出演できるか？ 現場レベルのリアルな「空気感」
今年大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦で、注目なのは旧ジャニーズ事務所のタレントは出演するかだろう。
旧ジャニーズ事務所の問題を受け、昨年の紅白では１９７９年以来４４年ぶりに出演者ゼロ。同事務所のタレントの多くがＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴに移行したものの、ＮＨＫはまだ他番組への新規起用も見合わせている。
今年７月の定例会見で同局の稲葉延雄会長は「従来の方針に変わりはない」としながらも「（補償会社となった旧ジャニーズ事務所の）スマイルアップ社とスタート社とは定期的にやりとりをしており、被害者補償や再発防止策については一定の進展がある」と一部評価。そして「引き続き２社の確認作業を続けて、新規の依頼を行うかどうかを判断する」と慎重に見極めるとした。
ある芸能プロ関係者の話。
「現場レベルでは、もうそろそろ起用してもいいんじゃないかという空気感が出始めているそうです。昨年の紅白は、平均世帯視聴率が第１部で初の３０％割れ、第２部も３１・９％とワーストを記録していますからね。旧ジャニーズ勢が出なかったことだけが原因ではないでしょうが、やはり同事務所のタレントが魅力的なのは間違いない」
とりわけＳｎｏｗ Ｍａｎは、２０２４年上半期の音楽セールスをまとめた「オリコン上半期ランキング２０２４」の「アーティスト別セールス部門」の「トータル」と「デジタル」で１位を獲得。もし出演すれば数字にも好影響を与える可能性はある。
「もちろん、スタート社にとっても紅白出演は望ましいはずです。紅白に出られないということは、ＮＨＫのほかの番組にも出られないということですから」（同）
ＮＨＫはどのような選択をするのか。（視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ）
