レパードSで父仔制覇を目指すピュアキアン(撮影:小金井邦祥)

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 レース史上初の父仔制覇なるか。ユニコーンSで11着に大敗したピュアキアン(牡3、美浦・竹内正洋厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で巻き返しを狙う。

 ピュアキアンは父ホッコータルマエ、母ピュアプレジャー、母の父Tiznowの血統。母はJRAで未勝利。JRAでデビューした兄姉4頭も未勝利だが、そのうっ憤を晴らすかのように、6番仔の本馬が奮闘している。ここまで7戦2勝。前々走の1勝クラス(中山ダ1800m)で待望の2勝目をゲット。続く前走のユニコーンSは11着に終わったが、勝負所で捲られて揉まれる形になったので参考外でいい。立ち回りさえスムーズなら前進できるだろう。

 父のホッコータルマエは12年前のレパードSの覇者。産駒はこれまで4頭が走り、9着、10着、12着、7着と結果を残せていないが、5頭目の挑戦者がレース史上初の父仔制覇を成し遂げるか。伏兵の奮闘を期待したい。