[7.25 パリ五輪GL第1節 ナイジェリア女子 0-1 ブラジル女子 ボルドー]

 パリオリンピック女子サッカー競技は25日、各地でグループリーグ第1節を開催した。日本女子代表(なでしこジャパン)が入るC組ではナイジェリア女子代表とブラジル女子代表が対戦し、ブラジルが1-0で勝利した。日本は初戦を終えて3位となっている。

 ブラジルは前半36分、右サイドからのクロスを受けたFWマルタがゴールネットを揺らしたが、その前にボールを受けたFWガビ・ポルティーリョのオフサイドで得点は認められなかった。直後には相手から蟹挟みタックルを受けたDFタミレス・カシアが負傷交代を余儀なくされた。

 それでも前半37分、ブラジルに先制点が生まれる。マルタが自陣側にドリブルしながら体を捻って絶妙なスルーパスを送ると、完璧なタイミングで抜け出したFWガビ・ヌニェスがゴールネットを揺らした。

 先制したブラジルは後半21分にMFヤヤ・ビトーリアが頭部を痛めて交代。終盤には相手と接触したガビ・ヌニェスがピッチ外で治療を受けると、プレー復帰後に交代となった。いずれも接触の強度は高くなく大事をとって交代させた可能性も考えられるが、予定とは異なる形で交代カードを切る形となった。

 日本は28日のGL第2節でブラジルと対戦する。初戦を落とした日本にとってまさに正念場の一戦となる。